透明水彩で緑の作り方|葉っぱが自然になる混色と濁らないコツ

明るい日差しを受けて濃淡が見える広葉樹の葉の写真
今回は、このように濃淡や色味の違いを持つ葉っぱの緑を、透明水彩で考えていきます。(撮影:Lex Melony / Unsplash)

透明水彩で葉の緑を作るとき、

「混ぜると濁る」
「自然な緑にならない」

と悩むことはありませんか?

葉っぱの自然な緑は、
「黄色+青+補色」で作れます。

ほんの少し補色を加えることで、
落ち着いた自然な緑に近づきます。

この記事では、
ホルベイン透明水彩24色セットを使い、

  • 2色混色で作る緑のカラーチャート
  • 濁らない緑の作り方
  • 自然に見せる補色の使い方

を、実例をもとにわかりやすく解説します。

このカラーチャートを見るだけで、
どの組み合わせが自分の求める緑か判断できます。👇

透明水彩 緑 混色 カラーチャート 黄色と青の組み合わせ一覧
透明水彩で作る緑の混色チャート。黄色3種類と青3種類(右)緑3種類(左)を組み合わせた色の比較。緑1種類と赤3種類(右)茶3種類(左)を組み合わせた色の比較。
黄色と青で緑の虹を描く画家ロランのイラスト
実は、たった2色の組み合わせで、自然界のほとんどの緑が表現できるんです。

こんにちは。
画家のマキノ ロランです。

私は、透明水彩初心者の方の悩みに寄り添いながら、
水彩画の楽しさを伝える活動をしています。

この記事では、

ホルベイン透明水彩24色セットにある絵の具を使用して解説しています。
[内容色]・クリムソンレーキ
・ローズマダー
・バーミリオンヒュー
・ジョーンブリヤンNO.2
・パーマネントイエローレモン
・パーマネントイエローディープ
・イエローグレー
・ビリジャンヒュー
・コバルトグリーン
・テールベルト
・パーマネントグリーンNo1
・パーマネントグリーンNo2
・コバルトブルーヒュー
・セルリアンブルー
・ウルトラマリンディープ
・コンポーズブルー
・プルシャンブルー
・ミネラルバイオレット
・イエローオーカー
・ライトレッド
・バーントアンバー
・バーントシェンナ
・アイボリブラック
・チャイニーズホワイト

この記事では、
ホルベイン透明水彩24色セットにある絵の具を使用して解説しています。
ホルベイン透明水彩24色|単色濃度で作る色見本

透明水彩で葉の緑を作る前に知るべき「色の見方」

明るい部分と暗い部分が同時に見える広葉樹の葉の写真
葉の中には、明るい緑と暗い緑が同時に存在しています。(撮影:Aldo Houtkamp / Unsplash)

葉の色を絵の具で塗ろうとするとき、
チューブ絵の具や固形絵の具を見ながら、
「どんな緑を使おうかな」と考えませんか?

しかし、色選びの前にちょっと待ってください。

葉の色を決める前に大事にすべきことは、
絵の具の「色名」選びではなく、見る順番なのです。

ピ太郎
見る順番ってどういうことですっぴ?絵の具使わにゃいの?

なぞなぞですかっぴ〜?
Ronron
最初に気づいて欲しいのは、

葉は、明るい感じかな?
暗い感じかな?

それから、黄色っぽいかな?
青っぽいかな?

そんな「〜の感じ」を見つけることなんだよ。
ピ太郎
ニャルほど。絵の具選びにはコツがあるんですっぴに!

緑にもいろいろな状態があります。

葉の緑には3つの秘密が隠されています。

この秘密を解き明かしながら、
混色による緑の作り方を一緒に考えていきましょう。

葉の「緑」を「白黒思考」で解き明かす

無邪気に絵を描こうとしている子供達のイラスト
のびのび絵を描いてる子供って素敵ですね!

葉の絵を絵の具で塗る時、
水彩初心者の多くは、
最初にチューブの緑をそのまま使います。

でも、それは決して間違いではありません。
ただ、そこから一歩踏み出して
『本物らしさ』を描きたいと思った時、
必要になるのがこの思考法なのです。

実際の葉をよく観察すると、
様々な緑の情報が、
同時に存在していることに気づきます。

光を受けて明るく見える所があります。
影になって暗く沈んで見える所もあります。

場所によっても、枚数によっても、
色の印象は常に変化しています。

つまり、
葉の色=1色の緑
と考えて色を塗ると、
実物との差を強く感じてしまうのです。

🥳 では、ここで問題です。
次の3枚の葉は何が違っているか分かりますか?

同じ緑色でも明るさだけが異なる葉の水彩スウォッチ 3枚を比較
この3枚の葉に隠された秘密を解き明かせますか?
ヒントは目を細めて見ると気づけることです。少しずつ色が消えていくと…

答えは、明るさが違うということです。

「なんだ、そんなことか」😆😆
と思われたのではないでしょうか。

葉の「緑の作り方」、第一の秘密。
それは、

  • 1番明るいところ(光の部分)
  • 中間の明るさ(標準部分)
  • 1番暗いところ(影の部分)

これを見破ることなのです。

この明るさのことを「明度」と言います。

明度が高い(明るい)、低い(暗い)という使い方をします。

まず最初に色ではなく光の加減を見る。
私はこれを「白黒思考」と名付けています。

葉の「緑」を「色味の違い」で解き明かす

今回はちょっと難しい質問です。

🥳下の3枚の葉は何が違っているか分かりますか?
ヒントは「色味」です。
使った色は、
パーマネントイエローレモン、
ビリジャンヒュー、
プルシャンブルーの3色です。

黄色寄りから青寄りまで変化させた緑の透明水彩混色スウォッチ 3枚を比較
この葉っぱに隠された秘密を解き明かせますか?
ヒントは、3色の組み合わせです。

答えは色味が違うということです。

透明水彩で「緑」を作るアプローチは、
大きく分けて以下の3つのルートがあります。

  1. 緑系黄色系(鮮やかさを調整する)
  2. 緑系青系(深みや影を作る)
  3. 青系黄色系(ゼロから緑を生み出す)

明るさ(明度)を確認できたら、
次は、

「黄色味寄りか、青寄りか」
という色味を考えます。

一般的に、
黄色によるほど明るく(春の光)、
青によるほど暗く(深い影)感じる性質があります。

この色味を色相しきそうと言います。

これが第二の秘密です。

葉の「緑」を「にごりの有無」で解き明かす

そして最後に、
第三の秘密「にごり」を見ます。

赤系、茶系を混色し濁りを出した緑の透明水彩混色例 3枚の葉を比較
この3枚の葉にはどのような色の変化を感じますか?

鮮やかな色は、

  • 澄んでいる
  • 色が冴えている
  • 艶やかな感じがする

と言う印象があります。

くすんだ「にごり」のある色は、

  • 渋い感じがする
  • 地味で落ち着いた感じがする
  • 色あせてくすんだ感じがする

と言う印象があります。

「にごり」と聞くと悪いことのように思えますが、
実は自然な葉を描くための「隠し味」です。

緑の反対の色(補色)である
赤や茶色をほんの少し加えることで、
色の鮮やかさを抑え、
深みのある「渋い緑」を作ります。

にごりは、「彩度」の差で表します。

鮮やかな色を彩度が高い、
にごりのある色を彩度が低いと言います。

これが第三の秘密です。

葉の色を見る3つのフィルター
1. 明度:白黒で見て、明るさを決める
2. 色相:黄色寄りか青寄りかを見分ける
3. 彩度:赤味を足して、自然な「にごり」を加える
Ronron
ここまで、葉の緑を「見分ける考え方」を整理しました。
しかし実際に混色してみると、
思ったような緑にならず、濁ってしまうことがあります。
次に、その原因と対策を見ていきましょう。

混色の基本については、こちらの記事も参考になります。
▶︎ 透明水彩で肌色を作る方法|白を使わず透明感を出す混色と重ね方

透明水彩で緑が濁る原因と対策

透明水彩で葉っぱの緑が濁ってしまう原因は、主に次の4つです。

  • 補色に近い色を混ぜている  
  • 水の量が少ない  
  • 乾く前に何度も触ってしまう  
  • 絵の具の粒状化などの性質を理解していない  

特に初心者の方は、
色を調整しようとして何度も混ぜてしまい、
結果として濁りが強くなってしまうことがよくあります。

まずは、
黄色+青の2色混色だけで緑を作る練習から始めることで、
濁りにくい色の感覚をつかんでみるといいですね。

さらに、
カラーチャートを作っておくと、

「どの組み合わせでどんな緑になるのか」

を視覚的に理解できるようになり、
安定して自然な緑を作れるようになります。

透明水彩で葉の緑を作る方法|緑系絵の具を使う混色

ビリジャンヒュー、パーマネントグリーンNo.1・2の色見本
この3色をベースにした2色混色がどんな場面の着彩に適しているかを探ってみよう。
左:ビジジャンヒュー 中央:パーマネントグリーンNo.1 右:No.2

ホルベイン24色セットの中でも、
ビリジャンヒューは自由自在な色を作る
「混色の核」

パーマネントグリーンNo.1・2は
そのまま塗っても自然に見えるようあらかじめ調合された
「表現の時短」として非常に優秀です。 

これらに他の色を「1色だけ」足せば
どんな効果を生み出すか、

実戦的な緑のバリエーションを見てみましょう。 

透明水彩で葉っぱの緑を作る方法|ビリジャンヒューとの2色混色

ビリジャンヒューは単一顔料(PG7)です。
非常に色が強く澄んでいて、
混ぜても濁りにくいのが特徴です。

混色後、色味の変化を幅広く楽しめます。

色の名前の後ろにある W34 と言う記号は
色を表す商品コード(カラーナンバー)。
W: 透明水彩絵具(Water Color)の頭文字
034: イエローオーカーの固有番号
個別の単色購入の時に参考にします。

1 加える色:イエローオーカー(W034)

イエローオーカーとビリジャンヒューの色見本
透明水彩 緑 混色 イエローオーカー ビリジャンヒュー 里山 田んぼ スケッチ
里山のスケッチ:マルマン画用紙 ハガキ大 厚口
2色混色だけで塗りました。
2色混色だけ存在感を発揮できるこの混色は実に頼もしいです。

応用できる場面:
・里山の葉色
・田んぼの畔など

混色後の特徴:
・ビリジャンの鋭さが消え、温かみが出る。
・自然界に馴染む「落ち着いた明るい緑」に変貌。
・風景画絶対王者の「万能な緑」で大活躍します。

2 加える色:クリムソンレーキ(W010)

クリムソンレーキとビリジャンヒューの色見本
透明水彩 緑 混色 クリムソンレーキ ビリジャンヒュー 森の奥 スケッチ
森の奥のスケッチ:マルマン画用紙 ハガキ大 厚口
2色混色だけで塗りました。
ビリジャンヒューとクリムソンレーキの比率を変えると、色味の変化が楽しめます。

比率によって、
深い緑から漆黒に近いニュートラル1な暗色まで作れます。

影として使うなら緑を残し、
引き締めたい場所には赤を足して
黒に近づけるのがコツです。

応用できる場面:
・暗い森
・様々な葉っぱの影
・木の幹の深い影

混色後の特徴:
・黒を加えたような暗く沈んだ緑になる。
・透明感を保った影になる。

3 加える色:チャーニーズホワイト(W002)

チャイニーズホワイトとビリジャンヒューの色見本
透明水彩 緑 混色 チャイニーズホワイト ビリジャンヒュー ユーカリの葉 スケッチ
ユーカリの葉のスケッチ:マルマン画用紙 ハガキ大 厚口
チャイニーズホワイトは透き通る半透明の力でビリジャンヒューを爽やかなパステル調に変身させます。

チャイニーズホワイトの穏やかな隠ぺい力で、
強いビリジャン ヒューを優しくマイルドなパステル調に変身させます。

応用できる場面:
・ユーカリや果肉植物の葉
・光で白っぽく見える葉の部分

混色後の特徴:
・不透明なパステル調(ミントグリーン、淡いエメラルドグリーン)になる。
・葉っぱ以外では、晴れた日の海面など。 

透明水彩で葉っぱの緑を作る方法|パーマネントグリーンNo.1との2色混色

パーマネントグリーン No.1 (W066)は、
3つの顔料が混合された鮮やかで明るい黄緑色です。

PY3 (ハンザイエロー 10G):明るいレモン系の黄色
PY53 (ニッケルチタンイエロー):不透明寄りの落ち着いた黄色
PG7 (フタログリーン):強力な着色力を持つ青み寄りの緑色

すでに3つの顔料が絶妙に混ざっているこの色に、
さらに「プラス1色」することで、
「光・影・空気感」を劇的に変化させることができます。

混色する色混色後に見せる表情応用場面近い日本色
バーミリオンヒュー(W019)暖かいオリーブ系
暗い緑がかった茶色
風景に馴染んだ樹木や草地の自然な影萌黄色
コンポーズブルー(W096)清潔感のある爽やかなミントグリーンシルバーリーフ
多様な葉
深緑
青竹色
ジョーンブリヤン No.2(W032)穏やかで温かいパステル調の黄緑柔らかい黄緑の植物若草色

1 加える色:バーミリオンヒュー(W019)

バーミリオンヒューとパーマネントグリーンNo.1の色見本
透明水彩 緑 混色 バーミリオンヒュー パーマネントグリーンNo1 エノコログサ
エノコログサのスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
根元は「グリーン多め」、
穂先や枯れた葉先は「バーミリオン多め」に。
補色同士を混ぜることで生まれる「自然な渋み」が、風景に馴染むリアルな表情を作ります。

応用できる場面:
・グリーン多め…夏の終わりの深い葉の色、少し枯れ始めた葉
・バーミリオン多め…秋の紅葉した葉や、西日に照らされた枯れ草

混色後の特徴:
・鮮やかな黄緑が少しくすみ、暖かいオリーブ系に変化します。
・暗い緑がかった茶色は、風景に馴染んだ樹木や草地の自然な影を描けます。

2 加える色:コンポーズブルー(W096)

コンポーズブルーとパーマネントグリーンNo.1の色見本
透明水彩 緑 混色 コンポーズブルー パーマネントグリーンNo1 オキザリス シルバーリーフ
オキザリスのスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
混色で葉の表面をマットに塗ります。
透明水彩では出しにくい「白みがかった青緑」の美しさが際立ちます。

どちらの色にも不透明な成分(PY53や白)が含まれているため、
「不透明で発色が良く、マットな質感の青緑色」を作れるのが特徴です。

応用できる場面:
・表面が白っぽく青みがかったシルバーリーフ(シロタエギクやオキザリスなど)や多肉植物
・緑多めで多様な葉
・水で薄めて、霞んだ遠景の木々や山々 

混色後の特徴:
・青みが加わり、清潔感のある爽やかなミントグリーンになります。
・不透明な成分の影響で、マットな質感が出てきます。

3 加える色:ジョーンブリヤン No.2(W032)

ジョーンブリアンNo.2とパーマネントグリーンNo.1の色見本
透明水彩 緑 混色 ジョーンブリヤンNo2 パーマネントグリーンNo1 ライムポトス
ライムポトスのスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
柔らかな日差しを受けているような明るさを表現できます。

応用できる場面:
・日光が当たり黄色く光っている場所
・ライムポトスのような柔らかい黄緑の植物

混色後の特徴:
・非常に隠ぺい力が高く、穏やかで温かいパステル調の緑になります。
・ジョーンブリヤンに含まれる「土の色」が、鮮やかすぎる緑を自然界の色に馴染ませてくれます。

透明水彩で葉っぱの緑を作る方法|パーマネントグリーンNo.2との2色混色

パーマネントグリーン No.2 は、
No.1よりも黄色に深みがあり、
落ち着いたトーンの標準的な緑色です。

そのままでも「自然界の草の色」に近いため
単色でスケッチに使用できる色です。

以下の3つの顔料がバランスよく配合されています。

PY74 (ハンザイエロー 5GX):透明感のある温かい黄色
PY53 (ニッケルチタンイエロー):No.1と同じ、不透明で穏やかな黄色
PG7 (フタログリーン):No.1と同じ、着色力の強い鮮やかな緑色
ここで使う混色用の3色
プルシャンブルー:
 冷たく鋭い「森の深淵」

ミネラルバイオレット:
 重厚で粒状感のある「葉の重なり」

バーントシェンナ:
 温かく親しみやすい「大地の緑」

これら3色を使い、
影の温度感(冷たい・無彩色・温かい)で表情を変える、
実践的な葉の描き分けに迫ります。

混色する色混色後に見せる表情応用場面近い伝統的日本色
プルシャンブルー(W091)暗く塗り重ねても美しい透明度針葉樹や常緑樹深緑
ミネラルバイオレット (W112) 深みのある
薄黒い色
光が当たらない葉の影
うっそうとした茂み
深緑
バーント シェンナ (W134)落ち着いた馴染みの良い緑オリーブ
常緑樹
茶色味の草地
常磐色

1 加える色:プルシャンブルー(W091)

プルシャンブルーとパーマネントグリーンNo.2の色見本
透明水彩 緑 混色 プルシャンブルー パーマネントグリーンNo2 松
松のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大

プルシャンブルーを多めに混ぜることで、黒を使うよりも透明感があり、深い緑に奥行きを与えます。

プルシャンブルーは非常に着色力が強く、
深い海のような紺色です。

パーマネントグリーン No.2と混ぜることで、
影の中に青みを感じる、重厚でクールな深い緑が生まれます。 

応用できる場面:
・深い森の奥や茂みの陰など、光が届かない場所の冷たく暗い緑。
・針葉樹や常緑樹(スギ、ヒノキ、マツなど)、青みがかった硬い葉の表現。
・水面に映る木々の影。水の色(青)と混ざり合ったような、深い反射の色。 

混色後の特徴:
・暗く塗り重ねても美しい透明度が保たれます。
・プルシャンブルーは非常に色が強いため、少しずつ混ぜて「緑らしさ」を失わないように調整します。

2 加える色:ミネラルバイオレット(W112)

ミネラルバイオレットとパーマネントグリーンNo.2の色見本
透明水彩 緑 混色 ミネラルバイオレット パーマネントグリーンNo2 アジサイの葉
アジサイの葉影のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大

葉と葉が重なり合う暗い部分に、バイオレットを強めに混ぜた色を置きます。
渋い影色で、にじませると粒状化がおきます。

ミネラルバイオレットは、
マンガンバイオレットを主成分とし
粒状化(グラニュレーション)が起こりやすい色です。

グリーンと混ぜることで、
植物の重なり合う奥に潜む、最も暗い影を表現できます。 

応用できる場面:
・暗い場所の直接光が当たらない場所にある葉の影。
・鬱蒼(うっそう)とした茂み
粒状化を活かし、古くなった葉や、ざらついた樹皮の陰影。 

混色後の特徴:
・薄黒い色は、美しい深みを感じさせます。
・明るいグリーンとのコントラストが強いため、一箇所置くだけで手前の葉が浮き上がります。
・ミネラルバイオレット特有の粒子が少し浮き出て、面白い表情を見せます。

3 加える色:バーントシェンナ(W134)

バーントシェンナとパーマネントグリーンNo.2の色見本
透明水彩 緑 混色 バーントシェンナ パーマネントグリーンNo2 オリーブ
オリーブのスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大

赤みを含み彩度が低く、落ち着いた緑が目に優しく映ります。

バーントシェンナは酸化鉄を主成分とし、
温かみのある茶色です。

パーマネントグリーンNo.2と混ぜることで、
熟した葉や、西日に照らされた秋の入り口のようなオリーブ色が生まれます。 

応用できる場面:
・オリーブの葉や常緑樹
・夏の終わりから秋にかけて、少し黄色や茶色が混じり始めた草地
・少し茶色みがかった葉 

混色後の特徴:
・鮮やかさが消え、日本の風景に溶け込むような「馴染みの良い緑」になります。
・シェンナの量を加減するだけで、風景画に必要な緑の大部分をカバーできます。

透明水彩で葉の緑を作る方法|黄色+青の混色カラーチャート

ここでは、
黄色系と、青系を掛け合わせて作る、
「ゼロから作る緑」を実践してみます。

カラーチャート作りには、
新しい発見がたくさんあります。
取り組む価値は大いにあります。

「明るくきれいな緑と、自然に見える緑は少し違う。」
「混色してから塗る緑はきれいなのに、
黄色と青を紙の上でにじませると、思ったより濁る。」

これは絵の具の粒子や水の動きによって、
色が均一に混ざらないためなんですね。

実際に取り組んでみないとわからない現象。
これが絵の具たちとの楽しい会話なのです。

ここで使う黄色系
パーマネント イエロー レモン、
パーマネント イエロー ディープ、
イエロー オーカー
ここで使う青系
コバルトブルー ヒュー、
ウルトラマリン ディープ、
プルシャンブルー

既存の緑色絵具を使わず、
2色を混ぜて作る緑は、
風景に個性的な深みとなって溶け込みます。

まずは、
混色のベースとなる3つの青色の特徴を理解しておきましょう。

コバルトブルー ヒュー (W090)
澄んだ軽やかな青。
黄色と混ぜると、透明感のある爽やかな緑になります。
 ・春の新緑
 ・逆光で透ける葉
 ・若葉の表現

ウルトラマリン ディープ (W094)
わずかに赤みを含んだ、深く落ち着いた群青色。
この青と混ぜると、 
・落ち着いた深みのあるトーン
・自然な陰影を感じる成葉
・粒状化による「葉のざらつき」や「茂みの厚み」
を表現しやすくなります。派手すぎない、本格的な風景画向きの緑が作れます。 

プルシャンブルー (W091)
非常に色が濃く、透明度が高い「緑寄りの青」。
青自体の着色力が強いため、
1色で幅広くコントロールできるのが最大の特徴です。
・鮮やかな明るい緑から、吸い込まれるような深い森の緑まで
・中間の葉、奥まった影の葉 

緑の混色組み合わせ早見表

作れる緑の特徴向いている場面
パーマネントイエローレモンコバルトブルーヒュー緑みの透明感のあるきれいな黄緑若葉
春の新緑
逆光で透ける葉
パーマネントイエローレモンウルトラマリンディープ少し落ち着いた粒状感の黄緑
ザラザラの深緑
光に透ける葉
洋ランの葉・茎
パーマネントイエローレモンプルシャンブルー明るく冴えた黄緑
透き通った緑青
芽吹いたばかりの草木(萌黄色)
夏の成葉 クヌギ
遠景の針葉樹
パーマネントイエローレモンセルリアンブルー軽やかで自然な緑春の若草
一般的な自然の緑
パーマネントイエローディープコバルトブルーヒュー落ち着いた雰囲気の緑みの黄褐色秋の草木
草原
パーマネントイエローディープウルトラマリンディープ渋く落ち着いた黄緑
暗い黄緑色
紅葉したイチョウ
枯れかけた葉
パーマネントイエローディーププルシャンブルー深く濃い緑針葉樹 ツバキ
イエローオーカーコバルトブルーヒュー乾いた草の緑 くすんだ黄緑色
灰味の暗い緑青
野原の枯れ草や影色 苔
シャリンバイ
イエローオーカーウルトラマリンディープくすんだ遠景の灰色
渋みとくすみのある黄緑褐色


笹の葉
イエローオーカープルシャンブルーオリーブ系の緑 黄みを含む落ち着いた深緑色(モスグリーン)遠景の森
老木の苔
草むらの影

向いている場面は、私見です。
皆さんも練習を重ねて色々発見していってください。

ベル先生
レモン系の黄色を合わせればより爽やかに、

オーカーを合わせればより渋くなります。

黄色と青の組み合わせで無限に広がる、

『自作の緑』のバリエーションを体験してみましょう。

葉の緑の作り方|パーマネントイエローレモンとの2色混色

モジャ先生
結論:透明感のある若葉を描くならこの黄色じゃ。
透明水彩 緑 混色チャート 黄色と青の組み合わせ比較 ホルベイン
透明水彩で作る緑の混色チャート。パーマネントイエローレモンと青3種類を組み合わせた色の比較。

パーマネントイエローレモンは、
「冷たい黄」の印象があります。
明るく、少し青みを含んだ鮮やかな黄緑~緑が作れます。

1 加える色:コバルトブルーヒュー(W090)

パーマネントイエローレモンとコバルトブルーヒューの色見本
透明水彩 緑 混色 コバルトブルーヒュー パーマネントイエローレモン ヤマボウシ 若葉
ヤマボウシの若葉のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大

この2色の組み合わせにしか出せない、春特有の「キラキラとした透明感」が表現できます。

応用できる場面:
・春の新緑、若葉
・日差しを浴びたヤマボウシの葉や、芝生の明るい部分

混色後の特徴:
・透明水彩らしい明るく澄んだ黄緑になります。
・さまざまな植物に対応できる色合いを調合できます。

2 加える色:ウルトラマリンディープ(W094)

パーマネントイエローレモンとウルトラマリンディープの色見本
透明水彩 緑 混色 ウルトラマリンディープ パーマネントイエローレモン 夏の葉 苔 洋ラン
夏の日差しの影葉、洋ラン、苔のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
ウルトラマリンの粒子が紙の凹凸に残ります。
 艶のないひまわりの葉などに適した色ですね。

応用できる場面:
・夏のひまわりの葉
・乾いた緑、ざらついた葉
・苔

混色後の特徴:
・ウルトラマリンの粒状感(ザラつき)が出て、落ち着いた緑になります。
・夏の強い光の下にある、表面が少しザラついた葉に向いています。
・洋ランなどの艶がある葉には向かない。

3 加える色:プルシャンブルー(W091)

パーマネントイエローレモンとプルシアンブルーの色見本
透明水彩 緑 混色 プルシャンブルー パーマネントイエローレモン クヌギの葉
クヌギの葉のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
レモンの鮮やかさを保ちつつ、プルシャンの深みが加わることで「強い緑」になります。 

応用できる場面:
・真夏の生い茂る木々
・遠景の針葉樹

混色後の特徴:
・非常に深く、透明で強い緑になります。
・温かい黄緑から冷たい青緑と、応用の幅が広い色になります。 

4 セルリアンブルー (W092)

透明水彩 緑 混色 パーマネントイエローレモン セルリアンブルー ユキヤナギ
ユキヤナギの葉の刈安色や若草色のような、明るく自然な緑がこの2色で表現できます。

応用できる場面:
・春の若草
・一般的な自然の緑

混色後の特徴:
・軽やかで自然な緑を作りやすく、若葉や明るい葉の表現に向いています。
・セルリアンブルーは粒状化する顔料のため、紙の上でわずかなざらつきが生まれ、葉の自然な質感を表現しやすい絵の具です。

Ronron
ワンポイントアドバイス!

若葉のような柔らかい葉は黄色寄りの緑、

厚く硬い葉は青寄りの緑で表現すると、自然な印象になります。

葉の緑の作り方|パーマネントイエローディープとの2色混色

モジャ先生
結論:秋の訪れを感じさせる黄色じゃ。
透明水彩 緑 混色チャート 黄色と青の組み合わせ比較 ホルベイン
透明水彩で作る緑の混色チャート。パーマネントイエローディープと青3種類を組み合わせた色の比較。

パーマネントイエローディープは、
少しオレンジ寄りの黄色で、
濃く深い緑や、落ち着いた緑みの黄色になります。

1 加える色:コバルトブルーヒュー(W090)

パーマネントイエローディープとコバルトブルーヒューの色見本
透明水彩 緑 混色 コバルトブルーヒュー パーマネントイエローディープ ケヤキ
ケヤキのスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
レモンイエローより渋みが増し、オリーブグリーンを薄めた感じにも見えます。
ケヤキにしては黄色味が強かったですね。
細かい葉の表現よりは草原の色を表現するのに適しているようです。

応用できる場面:
・穏やかな葉
・草原の色

混色後の特徴:
・レモンイエローよりも少し落ち着いた感じで、黄色味の強い黄緑になります。

2 加える色:ウルトラマリンディープ(W094)

パーマネントイエローディープとウルトラマリンディープの色見本
透明水彩 緑 混色 ウルトラマリンディープ パーマネントイエローディープ イチョウ 紅葉
イチョウのスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
少し色が沈みやすく、渋い黄緑になります。
枯れ葉や紅葉の影などに適する感じがします。

応用できる場面:
・黄色味の強い枯れ葉
・午後の西日が当たる木の影

混色後の特徴:
・少し色が沈みやすく、渋い黄緑になります。

3 加える色:プルシャンブルー(W091)

パーマネントイエローディープとプルシアンブルーの色見本
透明水彩 緑 混色 プルシャンブルー パーマネントイエローディープ ツバキ マサキ
ツバキの葉のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
厚みがあって青みが強い、色の濃い葉の表現に向いています。
黄緑のマサキのような葉色に使えそうです。

応用できる場面:
・深い森・常緑樹(松など)

混色後の特徴:
・青みが強く、非常に深い緑になります。
・椿(ツバキ)のような、厚みがあって色が濃い葉っぱの表現に向いています。  

モチモチ
パーマネントイエローディープは藁のような暖かい色味があり「秋の草や落ち着いた葉色」を作るときに役立ちますね。
レモンちゃん
それと比べると、パーマネントイエローレモンは「透明感のある若葉の緑を作りやすい黄色」なんですね。

葉の緑の作り方|イエローオーカーとの2色混色

モジャ先生
結論:渋い自然色や遠景の緑に向く黄色じゃ。
透明水彩 緑 混色チャート 黄色と青の組み合わせ比較 ホルベイン
透明水彩で作る緑の混色チャート。イエローオーカーと青3種類を組み合わせた色の比較。

イエローオーカーは
彩度の低い土の黄色で、
落ち着いた藁のような色になります。

1 加える色:コバルトブルーヒュー(W090)

イエローオーカーとコバルトブルーヒューの色見本
透明水彩 緑 混色 コバルトブルーヒュー イエローオーカー シャリンバイ 枯れ草
シャリンバイと枯れ草のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
冷たい感じの灰色緑や、少し乾燥した野原の草の色などが作れます。

応用できる場面:
・乾いた道端の草
・樹木の樹皮(灰色緑青)

混色後の特徴:
・青みが強いと、濃く暗めの灰色がかった錆浅葱色さびあさぎいろのような緑青色になります。
・黄色味が強いと菜種油色なたねあぶらいろのような「少し緑みのくすんだ黄色」になります。

錆浅葱色の色見本
菜種油色の色見本

2 加える色:ウルトラマリンディープ(W094)

イエローオーカーとウルトラマリンディープの色見本
透明水彩 緑 混色 ウルトラマリンディープ イエローオーカー 遠景の山 夕焼け 草原
遠景の山々と草原のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
彩度が低く、命が絶えて土に還るような色味です。

応用できる場面:
・日が暮れ始めた遠くの山々

混色後の特徴:
・彩度が低く、土色になります。
・緑みは完全に姿を消します。

3 加える色:プルシャンブルー(W091)

イエローオーカーとプルシアンブルーの色見本
透明水彩 緑 混色 プルシャンブルー イエローオーカー 柿の葉 秋
柿の葉のスケッチ:ホワイトワトソン190g ハガキ大
熟しきった葉や、冬を前に色が落ち始めた表現に適した色です。

応用できる場面:
・秋口の熟した葉
・枯れ始め
・熟しきった柿の葉やヘタ など 

混色後の特徴:
・「オリーブグリーン」に近い、渋く重厚な緑になります。

ここまで、2色混色によって
さまざまな緑を作る方法を見てきました。

これらの組み合わせだけでも、
十分に美しい緑を作ることができますが、

さらに一歩進んで、
「自然な葉っぱらしさ」を表現するためには、
もう一つの考え方が役に立ちます。

それが、
補色を使った微調整です。

補色でくすみを作る

補色とは、
色相環で反対側にある色のことを指します。

緑に対しては、
赤系の色が補色になります。

この補色をごく少量加えることで、
鮮やかすぎる緑を落ち着かせ、
自然な印象に近づけることができます。

たとえば、

  • ビリジャンにごく少量の赤を加える  
  • 黄色+青で作った緑にバーミリオンをほんの少し混ぜる  

といった方法です。

ここで重要なのは、
「ほんの少し」にとどめることです。

入れすぎると濁りすぎてしまうため、
筆先でわずかに加える程度から試してみてください。

このひと手間を加えることで、
葉っぱの緑はぐっと自然に見えるようになります。

ここまで、2色混色による緑の作り方を解説してきました。

最後に、
実際によくある失敗と、
すぐに使える組み合わせを整理しておきます。

初心者におすすめの緑の組み合わせ

透明水彩に慣れていない方は、
扱いやすい組み合わせから始めるのがおすすめです。

どの緑を使うかは、
「どんな季節・どんな光か」で考えると選びやすくなります。

■ 明るく透明感のある緑(春・新芽向き)  

パーマネントイエローレモン × セルリアンブルー  

→ 青みが強く、軽やかな緑になります  

→ 春の若葉や、新芽の表現に向いています  

■ 落ち着いた自然な緑(夏・日陰向き)  

ビリジャンヒュー × イエローオーカー  

→ 黄みとくすみが加わり、現実的な緑になります  

→ 夏の葉や、少し影に入った葉に向いています  

■ 手軽に自然な緑を作る方法(応用・くすみ調整)  

サップグリーン + 赤系(バーミリオンなど)  

→ 補色で彩度が下がり、落ち着いた緑になります  

→ 森の奥や、くすんだ葉、落ち着いた風景に向いています

サップグリーンは便利な色ですが、
そのまま使うとやや単調になりやすいため、
少量の赤や茶色を加えて調整するのがポイントです。

まずはこの3つの組み合わせから試し
そこから自分なりの緑を見つけていくのがおすすめです。

まとめ|葉の緑を作る3つの方法

優しい光が透過し、美しいコントラストを演出する広葉樹の葉の写真
緑は魔法のように私たちを惹きつけますね。(撮影:UnsplashPatti Black)

 葉っぱの緑は、

① 2色混色でベースを作り  
② 必要に応じて補色で調整する

という2段階で考えると、
安定して自然な色を作ることができます。

まずは2色でしっかりと緑を作り、
そこから微調整する意識を持つことが、
透明水彩での色作りの大きなコツです。

葉の緑は、大きく分けて次の3つの方法で作れます。

① ビリジャンを軸に混色する
 透明感のある自然な緑を幅広く作れる。

② パーマネントグリーンを使い混色する
 最短時間で安定した葉色を作れる。

③ 黄色+青で作る
 風景全体の色調を統一できる。

透明水彩では、
葉の緑は、1色の絵の具で決まるものではありません。

もちろん、使いやすい絵の具では
サップグリーンがあります。

しかし、
黄色と青の混色の仕方、
水の量、
紙の白さ、
塗り重ねの方法と回数…、

これらを組み合わせ、
さまざまな緑を作り出す試みには価値があります。

Ronron
皆さん、ぜひ
カラーチャート作りに取り組んで、

無限の変化を楽しんでください。

カラーチャート作りは、
自分の絵に合う緑を見つけるための
小さな実験です。

まずはパーマネントイエローレモンと青の組み合わせから試すと、
透明感のある葉の緑を作りやすくなります。

ぜひカラーチャートを作りながら、
透明水彩で自分だけの葉の緑を見つけてみてください🌿

関連記事:透明水彩上達が気になる方はこちらもどうぞ
👉透明水彩で「空を描く方法」2色混色カラーチャートで学ぼう!
👉透明水彩で「肌色を作る方法」白を使わないやり方を学ぼう!

【お悩み解決】理想の緑を作るためのQ&A

Q1.透明水彩で葉っぱの緑が濁るのはなぜですか?

主な原因は次の4つです。

・補色を混ぜすぎている  
・水の量が少ない  
・乾く前に触りすぎている  
・絵の具の性質による影響  

詳しい原因と対策は本文で解説しています。

Q2.葉っぱの自然な緑を作るおすすめの絵の具は?

透明水彩で葉の緑を作る場合、
次の組み合わせがよく使われます。

・パーマネントイエローレモン + セルリアンブルー
・ビリジャンヒュー+ イエローオーカー

明るい若葉、
標準的な葉の色、
深い森の緑など、

黄色と青の組み合わせを変えることで、
さまざまな葉の緑を作ることができます。

今回の実験には取り入れていませんが、
「サップグリーン」は単色の濃淡で幅広い緑を楽しめます。
ここに1色加えることで深みが増します。

パーマネントイエローとコバルトブルーヒューの混色と非常に近い色です。
ぜひカラーチャートを作りながら、
自分の絵に合う緑を見つけてみてください。

このような緑を使うと、
風景スケッチでも自然な葉の色を描くことができます。
ペンを使った淡彩画を詳しく知りたい方はこちら👇
👉 ペンを使って透明水彩で淡彩風景を描く【初心者向け】

Q3.葉っぱの色を上手に作るコツはありますか?

葉の緑を作るときは、
色を作る前に「明るさ」を見ることが大切です。
葉は同じ緑でも

・明るい若葉
・中間の緑
・深い影の緑

の3つに分かれます。

まず明度を観察し、
そのあと黄色と青の混色で色を作ると、
自然な葉の色を作りやすくなります。

にじみ・ぼかし・重ね塗りなどの基本技法をまとめた記事もありますので、興味のある方は参考にしてください
👉 水彩画の技法28種類まとめ

また、今回の葉の緑の作り方を安定させるためにも、
水彩紙ごとの紙肌や白さ、吸水性の違いを一度整理しておきましょう。
👉 水彩紙の選び方と種類の比較はこちら

ピ太郎
このHPでは、水彩画を中心に、材料や道具の選び方、技法の基本など、絵に関する疑問にやさしくお答えしていますぴー。
ぜひ他の記事もご覧くださいぴー。
  1. ニュートラルカラーとは、白・黒・グレー(無彩色)および、ベージュ・アイボリー・カーキ・トープなど低彩度な中間色。 ↩︎